生活、ときどき、ゆず

アラサーで婚活・結婚し、今は2児の母になった主婦のブログ

『天の瞳 最終話』

今日は久しぶりに学校へ行ってきました。
あまり久しぶりな感じはしませんでしたが
きっとお疲れ会で近くまで行ったからでしょう。

卒論を少しでも進めようと思ったのですが
学校に着いてからUSBを忘れたことに気が付きました(汗)
全くなにやってんだか…


昼過ぎに着いて、昼食がまだだったので
とりあえず食べてから購買に行きました。
……ここで誘惑に負けました。

どうしても書籍コーナーに足が向いてしまうのです。
そこで、今日は運命的な再会をしました。
灰谷健次郎氏の『天の瞳 最終話』を見つけたのです!

『天の瞳』は、中学生くらいの時に
ドラマ化されたものを見たのがきっかけで
随分とのめりこんだ作品でした。
超長編で、8冊出ています。

作者が亡くなってしまい、新刊が出なくなりましたが、
でもこの作品はまだ終わっていない!!と思っていました。
どうにも中途半端な気がして。

今日見つけた「最終話」には未完と書かれていました。
やっぱり終わってなかったんだ、と思いました。
作者が亡くなった後に発見された原稿のようです。

『天の瞳』は全刊ハードカバーを買っていましたが
「最終話」は文庫でした。ですが、迷わず買いました。

買ってすぐに読み始めてしまいました。
灰谷さんの文章は本当に久しぶりでしたが
すぐに感覚が甦ってきました。

結局、今まで以上に中途半端な状態に終わっていましたが
灰谷さんの精神というか、こだわりみたいなものは
一貫して変わらなかったと思います。

多感な時期にこの作品と巡りあって
私の価値観のひとつは、ここにあると言っても過言ではありません。

完結はしなかったけれど、見方を変えれば
自分でその先を描くことが、重要なのかもしれません。

今の時代を生き抜くのに必要な力は「想像力」

灰谷さんにそう言われている気がして、仕方ありません。