今日は９月１１日。
あの、同時多発テロからもう８年だそうです。
私は８年前、中２でした。
その年の夏休みから塾通いを始めていて
週に３日、塾で授業を受けていました。
その日も、塾に行って授業を受け
午後９時半過ぎに、母の迎えで帰りました。
家に着くと、父はお酒を飲みながらニュースを見ていました。
画面には、世界貿易センタービル。
まだ原形は残っていました。
晩御飯を食べながらニュースの続報を見ていたら
飛行機がビルに突っ込みました。
一瞬、何が起きたのかわかりませんでした。
ビルに近づく飛行機は見た。離れるところは見ていない。
…消えた？
これが、２機目の飛行機だったのです。
それから、ずっとニュースを見ていました。
でも、翌日も早いし、寝なきゃならない。
お風呂に入って、あがってきたら
ビルが無くなっていて、ただ、砂埃がもうもうと立ち上っていました…
こんな風に記憶していますが
連日の報道をいろいろと見ていたので
決定的瞬間（２機目が突っ込むところ）以外は
記憶違いもあるかもしれない。
とにかく、当時の私には現実とは思えないほど
異常な経験でした。
翌日以降ですが、友達は皆、映画でも見たかのように
興奮した口調で話していましたし、私自身も興奮していました。
暴力には人を興奮させる力があると、このとき初めて実感したように思います。
でも、あのテロでどれだけの犠牲者が出たか
どれだけの人が家族を失い、傷つき、絶望したか
そういうことを考えると、恐ろしくて仕方ありません。
人間の醜い部分には、こんなにも力があるのか
もしかしたら、自分の中にもこんなに醜い部分があるのだろうか…？
今でも、この日が来ると
考えずにはいられません。
「幸せとは、何だろう？」と…
